NHK土曜ドラマ「64(ロクヨン)」を観て。
いやあ~、ちょっとネタ的には機を逸した感はあるのですが、
毎週楽しみに観ていたNHK土曜ドラマ「64(ロクヨン)」が、
先週の5月16日に終わってしまいました。
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(画像:眼福ユウコさんのツイッターより)
この歳になって、毎週楽しみにドラマを待つことがまさかあるとは。
それだけどっぷり、このドラマの世界感に浸ってしまったのです。
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まず、ストーリーはここでは置いておいて、
ぼくが最初に心をつかまれたのがキャストの配置。
第一話の冒頭10分くらいに出てくる役者が、
ピエール瀧、でんでん、新井浩文、きたろう、萩原聖人…。
名うての殺人犯役ばっかじゃん(笑)
こいつら全員、警察官役だと?
これは一筋縄ではいかないドラマだな、と、
ふんどしを締めなおして観始めたのであります。
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ここで、観ていない方のために、あらすじをサラッと。
地方県警の広報官・三上(ピエール瀧)は、高校生の娘が失踪し、
妻・美那子(木村佳乃)と共に苦悩の日々を送っている。
三上は突然行われることになった、
警察庁長官視察を取り仕切るよう命じられる。
7日間しかなかった昭和64年に発生し、
未解決の少女誘拐殺人事件「ロクヨン」が、14年の歳月を経てよみがえる。
長官による遺族の雨宮(段田安則)宅への慰問を実現しようと三上は奔走するが、
雨宮はなぜかかたくなに拒否する。
これが全五話のうちの第一話「窓」のあらすじです。
※ ここからはネタバレを含みますからね、気をつけてくださいよ。
このドラマのストーリーは、主に三つの話からなります。
①マスコミとの対立(広報官・三上として)
②娘・あゆみの失踪(父親・三上として)
③未解決少女誘拐事件「64(ロクヨン)」の行方(元刑事・三上として)
これらが点となり鍵となりして、ラストに雪崩れ込んでいきます。
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しかし、最終話での伏線の回収の鮮やかなこと!
毎回、ドラマの冒頭、D県の人口と世帯数のテロップが出たのはこれだったのか。
雨宮が三上に「あなたは大丈夫ですか?」と言ったのはこういうことか。
銘川さん(妊婦に轢かれて死ぬおじいちゃん)に電話したのはあなたか。
などなどの、今までは気にならなかった細かい引っかかりが、
最終話で一気に氷解していくのは非常に気持ちがよかったです。
唸りながらテレビを観ていました。
そりゃ、それでもわからない謎はあります。
◎雨宮と幸田は、いつ、どこで手を結んでいたのか。
◎松岡は、なぜ三上の妻をあの場所に配置できたのか。
◎三上は、なぜ二渡を異常に敵視するのか。
◎日吉は、結局どうなったのか。
などなど。
でも、そんな疑問を差し引いても、十分楽しめるドラマだと思います。
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(画像:入山杏奈さんのツイッターより)
また、映像と音楽も秀逸でした。
ヒリヒリするというか、焦燥感に駆られるというか、
ドラマでこうも感情を揺すられる演出ってそう無いよなあ、と。
HPスペシャルエンディング というものがありまして、
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(上のリンクから飛んで、ちょっと下にスクロールするとあります。)
こちらを観ていただくと、ぼくが言っていることがイメージしやすいかも。
とてもクールな映像と音楽をぜひご覧ください。
最後に、出演されたキャストの演技にも目を見張りました。
皆さん、役をきっちりこなしていたのは言わずもがなですが、
特にピエール瀧さんと段田安則さんの演技は正に白眉でした。
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しかし、ピエール瀧さんはすごいですね。
「龍馬伝」「おひさま」「あまちゃん」「軍師官兵衛」と、
NHKで着実に役者としてのキャリアを積んできたとはいえ、
この土曜ドラマという大舞台できっちり主役を張って、
見事に主人公・三上になりきってしまうんですから。
ぼくの中ではあくまで「電気グルーヴのピエール瀧さん」なんで、
ライブのステージ上で着ぐるみ着てる姿や、
ステージ上でニワトリを捕まえてるとことか、
ステージ上でピザを回している模様や、
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こういうイメージのほうが未だに強いわけなのですが、
様々な活動をハイレベルでこなす才人だったことを再認識しました。
(「アナ雪のオラフ」を瀧さんにさせるとか、誰のアイデアだったんでしょうね。
今となっては神判断だったわけですが・・・。)
あ、言い忘れていましたが、ぼくは原作を読んでいません。
結末を知っている今、原作を読もうか読むまいか思案中です。
で、これだけの凄い作品なので再放送も幾度かあると思います。
観逃した方、知らなかった方、話を聞いて興味を持った方、
とにかく「64(ロクヨン)」を観ていない全ての方々へ、
このドラマは録画してでもご覧になってください。
普段ドラマを観ないぼくが、太鼓判を押す大人のドラマです。
期待以上ですよ、ぜひご覧くださいませ。
P.S
そういえば今年は「ピエール瀧の体操48歳」の年か・・・。
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院長: 奥山一彦 (おくやまかずひこ)
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